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AW3D高精細版DSM 精度検証レポート

米国サンフランシスコ市内中心部で、AW3D高精細版DSM(0.5m解像度)の高さ精度検証を行いました。精度検証では、米国政府FEMA(Federal Emergency Management Agency)が公開している航空機レーザ測量(LiDAR)による点群データを正解データとして、AW3D高精細版の標高値の高さ精度を評価しました。 検証では、南北約4.5km×東西2.3kmのエリア内で、約55万点の測量点と比較を行いました。評価エリアには、建物約3600棟とオープンスペースが含まれています。

図1:検証エリア             図2:AW3D高精細版DSM(0.5m解像度)


比較評価にあたっては、AW3D高精細版DSM(0.5m解像度 GCPあり)とLiDARデータのZ座標を比較しました。 高さ差分値のヒストグラムを図3に示します。高さ差分のほとんどが±0.5m未満に集中しており、統計値を用いた評価では0.28m RMSE、0.42m LE90でした。高さ差分の分布の全体図と拡大図を図4と図5にそれぞれ示します。高さ差分の偏りが場所や建物の高さに依存していないことが分かります。本結果は、AW3D高精細版の高い精度を示しており、0.3 – 0.4m程度の高さを識別する性能を示しています。今後も、更に他のエリア等でのAW3Dの精度検証結果を報告していく予定です。

図3:高さ差分値のヒストグラム分布(AW3D – レーザ測量)

図4:高さ差分値の分布(全体)      図5:高さ差分値の分布(拡大)

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