地上の建物や鉄塔、さらに車一台一台まで判別可能な、最高30cm解像度の衛星画像
衛星画像は、お客さまの要望に応じて撮影される新規撮影画像に加え、2000年以降に撮影された100ペタバイト(※1)にも及ぶ膨大なアーカイブ画像が提供対象となります。さらに、AW3D製品と組み合わせることで、各種設計・シミュレーションや災害状況把握・定期観測・変化状況抽出等、さまざまな場面で活用できる総合的な地理空間情報サービスを展開します。
(※1)情報量を表す単位のひとつ。1ペタバイト=100万ギガバイト
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衛星から取得した膨大なデータを様々な提供形態で
米国Vantor社は高分解能地球観測衛星13機を保有し、そのうち10機を統合運用しています。運用中の10基は1日あたり最大700万km²を撮影でき、同一地点を最大15回/日撮影可能です。そのため国家スケールの広域の地理情報整備はもとより迅速性が求められる災害時の緊急撮影に優れています。
また、Vantor社衛星は最高30cmの解像度を持つだけでなく、HD処理(高精細処理)により15cm相当まで向上可能です。これは航空写真並みの精細さで、建物や車両単位まで識別でき、都市計画などに活用できます。
位置精度は地上測量による補正なしで位置誤差1.5m以内(1.5mRMSE以下)を実現しています。これにより高位置精度の地理空間情報を作成が可能で、地上測量等の補正を加えればさらに精度向上が見込めます。
画像データの提供形態は、データそのものの提供に加えて、ブラウザーを通じた配信サービスの利用が可能となります。災害などが発生した場合にも、パソコンやモバイル端末から最新の状況を確認することができます。
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AW3D製品との高い親和性
Vantor (旧Maxar)社衛星画像とAW3Dを組み合わせることで、衛星画像の提供にとどまらない総合的な地理空間情報サービスとして活用できます。
(活用例)
1.建設土木分野
予察・計画フェーズに衛星画像から現地の地理的特性を把握、設計・シミュレーションフェーズにAW3Dの3Dデータをインフラ建設・土地開発の概略設計に利用。
2.防災分野
災害発災時に被災エリアの衛星画像を即日提供、災害後にAW3Dによる被災エリア・被災建物の特定と被災量の計測を実施。復旧期以降にAW3Dによる高鮮度地図を作成。
3.国土管理・インフラ管理
衛星画像による特定エリアの定期モニタリングと、AW3Dによる変化状況抽出。
衛星画像提供サービスの主な利用分野
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分野
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主な用途
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国土管理
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土地の現状把握・利用計画策定
森林モニタリング調査、農地管理や作付面積の把握
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防災
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災害前後の被災箇所検知・ハザードマップ作成
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地図
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国内外における中縮尺~大縮尺の地図作成、建物等地物抽出
GIS・電子地図の背景としての利用
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インフラ管理
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インフラ設備(道路、電力、河川、空港、鉄道等)の定期的なモニタリング
管区内の防災計画策定
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建設土木
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建設に向けた現地の地理的特性把握
建設対象地/対象ルート選定
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資源
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鉱物資源探査の効率的な実施、地熱エネルギー探査
パイプラインの計画およびメンテナンス
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その他
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コンピューターグラフィックス等の映像制作、ポスター制作
教育における地理、防災等の教材製作
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サンプル画像(【新国立競技場】2018年5月20日撮影)
サンプル画像(【新国立競技場】2019年3月18日撮影)
画像検索方法
ご注文方法
製品詳細
| 製品タイプ | 衛星画像 |
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| 解像度 | 30cm~ |
| 衛星 | Vantor (旧Maxar)社のWorldView-3等 |
| 整備エリア | 任意エリア |
| 位置精度(水平) | 5m CE90 |
| 最小販売面積 | 25平方 km ~ ※製品により異なります |
| 納品フォーマット | GeoTIFF ※その他主要ファイルフォーマットもご要望に応じて提供可能です。詳細についてはご相談ください。 |
| 納品方法 | オンライン 、DVD媒体またはHDD |
| 価格 | 1平方キロメートル(km2)あたり、2,000円~ ※製品により異なります |
| オプションサービス | ・新規撮影オプション |


